デザインの印象を左右するジャンプ率

グラフィックデザインをする上でも各オブジェクトの大きさの比率は、その作品の印象を大きく左右しますが、今回は特に文章を使ったデザインをする上でとても大切な文字の“ジャンプ率”についてです。

ノンデザイナーさんにとってはたぶん聞き慣れない言葉だと思いますが、ジャンプ率とはかんたんに言うと、本文の文字サイズに対するタイトルや見出しの文字サイズの比率のこと。

「ジャンプ率が高い」 「ジャンプ率が低い」

もう少しわかりやすく言うと、大きい文字と小さい文字でのサイズの差、その比率のことです。

サイズの差が大きければ「ジャンプ率が高い」 低ければ「ジャンプ率が低い」 なんていう使い方をします。

それぞれが見る人に与える印象はというと

ジャンプ率が高い
ダイナミック、若々しい、大衆的、行動的、やんちゃ、豪快、派手、下品

対して

ジャンプ率が低い
静かで知的な印象、信頼感がある、まじめ、大人っぽい、上品、保守的、退屈

わかりやすく新聞の紙面を例にとると

スポーツ新聞はジャンプ率が高く、日経新聞はジャンプ率は低い

そして WEBページやランディングページで例えると

「稼ぐ系」はジャンプ率が高く「非稼ぐ系」はジャンプ率が低い

そんな感じでしょうか?

突き詰めればもっともっと深いこのジャンプ率ですが、今回は ジャンプ率っていうものがあって、それによってデザインの印象が大きく変わるってことだけ覚えておきましょう。

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